陽の抜け道のある家
低炭素建築物認定基準を取得したエアコン1台で建物全体をほぼまかなえるエコな家
陽の抜け道のある家
・工法・構造/木造軸組工法 一次エネルギー消費量等級5(低炭素建築物認定基準)
・本体工事費/2,500万円
・延床面積/38.25坪
・竣工年月/2017年12月
【外観・中庭】
建物のあらゆる部屋に日射しを届ける中庭。隣地との境には建物と一体の高い塀を設けてプライバシーも確保している。
ウッドデッキはイタウバ材を使用し、中心にはシンボルツリーとしてシマトリネコを植栽。
【外観・北側】
北側道路からの建物全景。黒と白の建物は近隣との調和を守るため、手前の黒い建物を低くして、圧迫感を与えないように設計している。
【エントランス】
エントランスにある窓は、リビングを通り抜けた日差しが降り注いでいる。
ハイノキの影が玄関ドア手前まで延びて、印象的なアプローチに。 雨どいは鎖どいを採用し、雨も楽しめるようにしている。
【リビング】
リビングからダイニングへは20cmの段差を設け、空間がゆるやかに分かれるようにしている。リビングは明るいトーンで、ダイニングキッチンは落ち着いたトーンに仕上げている。
写真左手の窓に見えるのは、エントランスにあるハイノキ。
【リビング】
リビング吹き抜けは2階の廊下とつながり、南からの日射しが多く入るように設計している。TVの後ろは階段の踊り場となり、書斎として利用できる。この建物は低炭素建築物認定基準を取得しているので、エアコン1台で建物全体をほぼまかなえる。
【キッチン】
キッチンはフラット対面型キッチンで、コンロ前はガラスを設置し、油ハネをしっかりガード。
キッチンからはパントリー・リビング・洗面・脱衣・洗濯バルコニーへの生活動線が便利に集約された間取りとした。
【踊り場】
階段の踊り場にある書斎は奥がパソコンスペース、手前は子供たちの勉強スペースとして利用できる。写真右側に見えるのが書斎に隣接したウッドバルコニースペース。
【洗面室】
洗面室はキッチンからもアクセスしやすい位置に。
鏡の上にはハイサイド窓、タイルは平田タイル製、洗面台はタカラスタンダード特注の幅1650cmタイプ。
【建築地】伊勢原市