玄関を吹き抜けにするメリット・デメリットは?合わせやすい照明などもご紹介
玄関の吹き抜けは高級感のある開放的な空間をつくりだします。
リビングに採用されることが多い吹き抜けですが、玄関に設ける魅力とはなんでしょうか?
そこで今回は、玄関を吹き抜けにするメリットデメリットや後悔しないためのポイント、相性のよい照明や吹き抜けなしで開放的にする方法をご紹介します。
施工実例も多数ご紹介するため、ぜひ家づくりの参考にして頂ければと思います。
Contents
玄関に吹き抜けのメリット
・開放的で明るくなる
・高級感のある住宅になる
・おしゃれな照明と合わせやすい
・スリット階段との相性抜群
・外観のデザインもおしゃれになる
吹き抜けがある玄関は「快適性」と「デザイン性」が向上します。
1階と2階を一つの大きな空間で繋げるため圧倒的な開放感を実現します。
家の顔ともいわれている玄関をこだわることで、おしゃれで高級感のある住宅にすることができますね。
吹き抜けのある玄関はスペースを広くし、周りを壁で囲まないことがポイントです。
しかし、比較的コンパクトな玄関でも吹き抜けがあることで家全体を広くみせることができます。
スリット階段と合わせることで奥行きを持たせ、さらに開放的な空間を生み出します。
階段の素材やカラーを内装のテイストと合わせることで魅せるインテリアとしての効果もあります。
天井高があるため吊り下げるタイプの照明との相性が良くデザイン性の高い玄関にすることが可能です。
また、吹き抜け部分の窓の配置や大きさによって、明るく風通しいのよい住宅になります。
窓は内装だけではなく外観のデザインにも影響します。
縦長の連窓は外観のアクセントになり、高級感のあるデザインになります。
吹き抜けなしでも開放感ある玄関の施工事例
「開放的でおしゃれな玄関がいいけど吹き抜けは玄関につくりたくない」という人もいるかと思います。
2階の一部のスペースを使用する吹き抜けをつくらなくても開放感のある玄関にすることはできます。
照明のメンテナンスなども気にする必要がなくなりますね。
吹き抜けがなくても広々としたおしゃれな玄関の施工事例をご紹介します。
らせん階段
玄関ホールにらせん階段を設けることでアートのような洗練されたおしゃれさを演出します。
玄関に入ってすぐに視線をくぎ付けにするデザイン性の高さが特徴です。
また、支柱で支えているため周りを壁で囲う必要がなく、奥の窓から入る採光の邪魔をしません。
明るく開放的な玄関にすることができます。
曲線を描いて1階と2階を繋げるらせん階段は、コンパクトながらも空間に広がりを感じさせてくれます。
ハイセンスで美しいフォルムのらせん階段は、デザイン性も開放感もワンランク上がる玄関になります。
折り返し階段
玄関横に折れ曲がるタイプのスリット階段は、視線や光を遮らないため吹き抜けのような開放感を感じることができます。
また、玄関に奥行きを持たせることができるため視覚的に玄関を広くみせる効果があります。
素材も「ステンレス」「アイアン」「ガラス」「木材」など豊富にあるため、どのような内装とも合わせることができます。
壁と同系色な階段
玄関から入った先に壁紙の色と同系色のらせん階段を設けています。
ホワイトで統一感を持たせることで実際の広さより奥行きのある空間になっています。
スリット階段
施工事例>>>Chigasaki Nango Simple Modern
玄関ホールにスリット階段を設けることで玄関全体を広く感じさせてくれます。
2階リビングと繋げたことで窓から入る採光を玄関まで届かせる効果もあり明るい玄関になっています。
趣味も楽しみつつ、おしゃれで開放的な玄関を実現しています。
玄関ホールに吹き抜け
玄関の真上を吹き抜けにするのではなく、玄関ホールにある階段上部の一部を吹き抜けにする方法です。
吹き抜けに玄関ほどの広さのスペースを使わずとも、スリット階段と組み合わせることで十分開放的な空間をつくりだしています。
玄関土間とウッドデッキの組み合わせ
玄関土間とウッドデッキを繋げることで外との一体感を感じることができます。
家の中ではなく外との関係を工夫することで広々とした開放的な空間にしています。
玄関ドアも大きく開くタイプにすることで、太陽の光を室内に十分取り込み明るい玄関を実現できています。
シューズクローク
オープンタイプのシューズクロークを設けることで実際の玄関の広さより広くみせることができます。
また、シューズクロークは玄関で散らかりがちな靴や家族のアイテムをまとめて収納できます。
玄関を綺麗に保ちやすくなるメリットもあり、使い勝手がよくなります。
玄関に吹き抜けのデメリット
玄関に吹き抜けをつくる際にはデメリットも知る必要があります。
・2階のスペースが一部狭くなる
・冷暖房の効率が下がる
・掃除が大変
吹き抜けは2階のスペースも合わせて一つの大空間をつくります。
そのため、2階の居住スペースが一部狭くなるデメリットがあります。
居住スペースが狭くなりすぎないか設計段階で十分に確認しましょう。
お部屋の数や広さ、クローゼットを十分確保したうえで検討する必要があります。
また、天井が高いため冷暖房の効率が下がります。
特に玄関は外気が室内に入りやすい場所です。
吹き抜けを通して1階や2階に寒い空気や暑い空気が入ることでデメリットを感じやすくなります。
そのほか吹き抜け上部にある照明の交換や掃除を大変に思う人は多いです。
照明のメンテナンスを業者に依頼するケースもあります。
玄関の吹き抜けで後悔しないためのポイント
玄関に吹き抜けをつくると前章であげたようなデメリットがあります。
しかし対策することでデメリットを最小限に抑えることができます。
おしゃれな吹き抜けで後悔しないためのポイントをご紹介します。
・断熱性や気密性の高い住宅を選ぶ
・照明は寿命が長いLED照明
吹き抜けによる寒さや暑さに関しては、住宅の性能や設備によって解決することができます。
気密性や断熱性の高いハウスメーカーを選ぶことで外気の影響を受けにくくなります。
サッシも断熱性が高いものにすることで吹き抜け上部に窓を設けても夏の陽射しによる暑さを感じにくくなります。
吹き抜けを設けるなら断熱性が高く、間取りも工夫することが大切です。
また天井高い位置の照明の交換は、寿命が長いLED照明にすることで交換の頻度を減らすことができます。
寿命は10年といわれているため、業者に依頼することになってもそれほど面倒に感じません。
10年で保証が切れることが多い設備関係のメンテナンスも同時に依頼するきっかけにもなりますね。
吹き抜け玄関に合わせやすい照明とは
照明によって吹き抜けの良さを際立たせることができます。
しかし、天井高い位置に設置する照明は「デザイン性」と「メンテナンスのしやすさ」どちらも欲しいところです。
玄関の吹き抜けと相性のよい照明をご紹介します。
ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプのペンダントライトは、天井の高さや開放感を印象づけるため吹き抜けとの相性が良いです。
天井から吊り下げるチェーンの長さを変えることで与える印象も変えることができます。
種類や大きさも豊富にあるため内装のデザインと合わせやすいメリットがあります。
玄関を優しく照らしながらもインテリアとしてのおしゃれなアクセントにもなる照明です。
シーリングファン付き照明
天井高い位置で回るシーリングファンにも照明付きがあります。
吹き抜けとの相性が良く、サーキュレーターのように空気を循環させ室内の温度のムラをなくしてくれます。
機能面以外にもおしゃれなアクセントにもなる照明です。
天井のカラーとは異なる目立つ色にすることで玄関を印象的な空間にしてくれます。
ただし、天井面は明るくなりますが玄関の足元まで明るさが届かないことがあります。
スポットライトなどの補助照明と組み合わせることも検討するとよいでしょう。
シャンデリア
玄関にシャンデリアがあることで圧倒的な高級感と重厚感を実現します。
視界に入りやすいため玄関が一気に華やかな印象になります。
存在感があるシャンデリアはインテリアとしての役割が強い照明です。
ただし、細かな装飾が多いためホコリが溜まりやすく、掃除がしにくいというデメリットがあります。
電動昇降付き機能
電球の交換や掃除などのメンテナンスで重宝されるのが電動昇降付き機能です。
高い位置にある照明を下げることで自分たちだけでお掃除することができます。
初期費用はかかりますが、メンテナンスの際に業者に依頼する費用や手間を省くことができます。
メンテナンスのしやすさが格段に上がるため、選択肢の一つとして十分検討できるかと思います。
まとめ
吹き抜けがある玄関は明るく開放的な家になります。
おしゃれな照明や階段と組み合わせることで、より吹き抜けの良さを際立たせてくれます。
しかし、2階の居住スペースが狭くなるなどのデメリットもあるため、吹き抜けなしで開放的な玄関にする方法も一緒に検討してはいかがでしょうか?
デザインだけではなく住み心地にもこだわった家づくりをするためにも、完全フリーな注文住宅がおすすめです。
ご家族にあった間取りでオリジナルのおしゃれな住宅をつくってくださいね。
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