土地探しのコツとは?注文住宅が建てやすい土地の見極め方|横浜で注文住宅を建てる
家づくりを進める中で「土地探し」に時間をかける方は多いです。
・希望するエリアの土地がない
・条件に合った土地が見つからない
・気に入った土地があったが諸費用がかかって諦めた
・土地の条件は良いが工事がしにくい土地だった
土地探しの中で、このような悩みを持つ方もいるでしょう。
そこで今回は土地探しのコツと、注文住宅を建てやすい土地について解説します。
事前に考えることと、土地探し中に意識することなどを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■土地を探し始める前に考えること
ただ闇雲に土地探しを始めてはいけません。
まずは、自分達にとって理想的な暮らしや、土地に対する要望について家族で考えてみましょう。
・自分達にとって理想的な暮らし方を考える
注文住宅を建てたらどのような暮らしをしたいのか考えてみましょう。
・静かにゆったりと暮らしたい
・仕事もプライベートも充実させたい
・家族でお家時間を楽しみたい
・ペットが暮らしやすい家にしたい
ゆったりとした暮らしなら、落ち着いた周辺環境が大切です。
平日は仕事、休日は出かけることが多いなら、利便性の良い土地が向いているでしょう。
家族やペットと家で充実した時間を過ごしたいなら、広いリビングや庭を確保できるような大きめの土地が良いかもしれません。
このように、求めている暮らしによって土地の条件は大きく異なります。
まずは自分達にとって理想的な暮らし方をじっくりと考えてみてくださいね。
・土地に求める条件を考える
理想の暮らしから何となく土地のイメージが湧いてきたら、具体的な条件を考えましょう。
・広さ:建物の規模(平屋・二階建て)、庭・駐車場の有無
・エリア:学区のこだわり、理想的な通勤時間
・利便性:駅やバス停の近さ、スーパー・薬局などの距離
・日当たりや風通しの良さ
・周辺環境:静か・新しい分譲地など
上記のような項目について、家族で意見を出し合ってください。
エリアよりも広さにこだわりたいなど、優先順位をつけておくこともおすすめします。
建物は住んだ後にリフォームして、理想に近づけることができますが、土地は簡単に変更できません。
家を建ててから後悔しないように、土地を探し始める前にしっかりと考えをまとめておきましょう。
■土地探しに重要な5つのコツ
土地探しをするときに重要なコツを5つ紹介します。
コツ① 土地探しは住宅会社にお願いする
土地探しは住宅会社にお願いすることをおすすめします。
理由は次の4つです。
・建物や資金の要望に合わせて土地探しができる
・気になった土地に対してプランの打合せができる
・土地に家を建てるときのトータルの諸費用を明確にできる
・値引き交渉や手続きのサポートを受けられる
不動産屋はあくまで土地を売ることが仕事です。
中には、建物のことをあまり考えずに土地の提案をしてくる不動産屋もいます。
すると、土地を購入したが希望する建物が建てられないという事態になりかねません。
住宅会社なら建物の打合せも同時並行で進められるため、資金やプランをトータル的に考えて土地を検討できます。
また、値引き交渉や手続きのサポートもしてくれるため、土地探しがスムーズに進むケースが多いです。
インターネットで探す方法もありますが、画面上だけでは土地の良し悪しやトータルの諸費用などが、判断しにくいケースもあります。
また、探す手間や時間もかかるため効率的ではありません。
住宅会社に依頼し、質の高い土地探しを行いましょう。
コツ② 気になる土地は色々な時間・曜日に見に行く
気になる土地があったら、必ず現地を見に行きましょう。
・日当たりや風通し
・前面道路の交通量
・音や臭い
・周辺の雰囲気
これらは実際に現地を見てみないとわかりませんからね。
また、次のような失敗例が無いように、現地は複数回見に行くことをおすすめします。
・休日は静かだったが、平日は工場が稼働していてうるさかった
・昼間は車通りが少なかったが、朝は抜け道に使われていて通学が心配になった
・雨の日に敷地や前面道路に水がかなり溜まる
朝・昼・晩、平日や休日など、可能な限りさまざまな時間帯や曜日に足を運んでみてください。
コツ③ 資金計画やプラン作成も同時並行で進める
土地探しを始めると、土地の条件ばかりに目が向きがちで、資金計画が後回しになりやすいです。
その結果、土地にお金をかけすぎてしまい、建物の要望があまり取り入れられなかったという失敗事例もあります。
土地探しを始める前に、トータルの資金計画を考え、土地の予算を検討することがおすすめです。
また、気になる土地が見つかったら、敷地に合わせてプラン作成も進めましょう。
大まかに要望を取り入れたラフなプランを当てはめるだけでも、より具体的なイメージを持って土地を検討することができます。
庭や駐車場の使い方も検討できますからね。
土地探しだけに集中せず、資金やプランも同時並行で行って効率よく家づくりを進めましょう。
コツ④ ハザードマップの確認も忘れずに
近年、異常気象により天災による被害も多く出ています。
大雨で川が氾濫し、床上浸水したというようなニュースも頻繁に見ますよね。
災害を必ず避けることは難しいですが、ハザードマップを見て災害が起こりにくい土地を選ぶことは可能です。
インターネットや役所でハザードマップは確認できますので、必ず自分が希望するエリアの災害情報をチェックしておきましょう。
コツ⑤ 土地の弱点を建物で補えないのかを考える
土地はすでにある中から選ぶため、建売住宅やマンションなどと似ています。
そのため、理想に近い土地を見つけることができても、すべての要望を満たした土地を見つけることはほぼ不可能です。
しかし、土地探し中は「もっと良い土地があるかも‥」と思い、理想を追い求めてしまうケースも少なくありません。
このような状況に陥ると、土地探しがいつまでも終わらず、良い土地を逃してしまう可能性があるため注意が必要です。
対策としては、理想の70%を超える土地が見つかったら、30%の弱点を建物で補えないか考えることです。
例えば、次のような方法を検討してみましょう。
・人通りが多い土地で目線が気になる→外構や建物形状を工夫して目隠しをする
・近くにあるお店が賑やかで音が気になる→断熱材やサッシを変更して建物の防音性を高める
他にも建物を工夫することによって、土地のデメリットを改善できるケースは多いです。
土地の特徴をしっかり活かした家づくりができるような住宅会社を選んでくださいね。
ホームスタイリングでは、設計スタッフが不動産部スタッフと一緒に土地をコーディネートします。
土地と建物のプロがそれぞれの目で土地をチェックし、建物の提案を行っています。
土地探しからお考えの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
注文住宅の強みを活かし、広い視野で土地探しをしてみましょう。
■しっかり見極めよう!注文住宅が建てやすい土地の条件
土地によって住宅の建てやすさは大きく変わります。
建てられる注文住宅の大きさや形状が限られたり、建築までに費用や期間がかかったりすることもあるため、注意が必要です。
注文住宅が建てやすい土地の条件をチェックしましょう。
①敷地の形状が整っていて高低差が少ない
敷地が長方形などの「整形地」の方が、一般的に建物が建てやすいと言われています。
逆に三角形の土地などはデッドスペースが多くできてしまい、設計が難しいです。
土地を探すときは坪数だけでなく、形状も意識して見ましょう。
また、長方形の中でもさまざまな形状の土地があり、特徴が異なります。
・東西方向に長い土地:南面の部屋が多く作れるが、南側に家が建っていると日当たりが悪くなる可能性がある
・南北方向に長い土地:南側に建物が建っていても日当たりを確保しやすいが、南に接した部屋数は少なくなる
形状の違いによるメリット・デメリットを理解することが大切です。
さらに、土地探しで注意したいのが土地の高低差です。
道路と敷地で高低差がある場合、高さを考慮して駐車スペースや建物を設計する必要があります。
こちらは、ホームスタイリングで実際に設計した事例です。
土地に大きな高低差があるため、駐車場から建物をステップで繋げました。
このような土地は、建築費用が高くなり建築も大変になるケースが多いです。
道路との高低差が少ない土地の方が、注文住宅は建てやすいでしょう。
高低差のある土地に建築するときは、このような敷地での建築実績が多くて設計力のある住宅会社にお願いしてくださいね。
②ライフラインが整っていて造成が行われているか
ライフラインが整っている土地は、注文住宅をスムーズに建築しやすいです。
電線が近くにない場合、新しく電柱を立てて電線を引っ張らなくてはなりません。
また、水道管が前面に通っていない土地は、別の工事から水道管を伸ばす工事が必要です。
これらは、電力会社や市町村の工事なので、着手までに時間がかかります。
引渡しまでの期間が延びてしまうことがあるため、スケジュール組みをしっかり行うことが大切です。
中には、造成が完了している土地もあります。
造成された土地とは、敷地に水道が引き込みが行われている土地や平らに整地された状態の土地のことです。
造成地ならすぐに建物の工事に着手することができるため、注文住宅が建てやすいでしょう。
③建築に関わる法令上の制限がないか
注文住宅を建てるときには、さまざまな法令上の制限があります。
建物の面積や高さを制限するものや、景観を指定する制限など内容はさまざまです。
これらの制限が多い土地は設計の難易度が上がり、建てられる建物が限られてしまいます。
さらに、申請に時間がかかる土地は、なかなか着工ができず完成時期が延びてしまうケースも少なくありません。
土地購入前に法令上の制限をしっかりと確認してもらい、条件を確認しておきましょう。
④周辺の道路が広く、大きな重機が出入りできる環境か
住宅が建てやすい土地は、敷地だけでなく周辺環境も大きく関係しています。
土地に接している道路が広ければ、大きな重機が出入りしやすいため工事が進めやすいです。
しかし、周辺の道路が狭い道路ばかりだと、小型の重機しか入れなかったり材料を小分けに運ばなければならなかったりします。
手間がかかるため、工事期間が延びたり費用がアップしたりする可能性も高いです。
土地探しをするときは、周辺の道路環境もしっかりチェックしてみてくださいね。
■神奈川県横浜市で土地探しをするなら注意すること
横浜市で土地探しするなら注意したいポイントを紹介します。
①坂道が多い
横浜市は非常に坂道が多いという特徴があります。
土地が斜めになっているため、造成工事を行って平行な敷地を作る必要があります。
傾斜地の建築に慣れている住宅会社に家づくりをお願いしましょう。
ホームスタイリングは横浜市で多くの建築を行っています。
坂道に接する土地に対する設計・施工の実績も豊富ですので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
②盛土造成地は地盤強度の不安がある
横浜市は山や谷が組み合わさったような土地の形状です。
そのため、谷の部分に盛土をして家を建てられるようにした「盛土造成地」も多くあります。
一般的には、盛土造成地は「宅地造成等規制法」という法規に従って工事が行われているため、建物を建てるときの地盤強度に問題はありません。
しかし、地震などの揺れのときには、盛土された土地の方が被害を受ける可能性は高まります。
古い造成地の場合は地盤がゆるんでいるかもしれません。
盛土造成地がいつ作られたものなのかをチェックし、安全性を確かめてから購入を検討しましょう。
③海が近いエリアは浸水や塩害にも注意
横浜市は海に隣接しているエリアのため、津波による浸水被害の可能性も考えられます。
また、海風による塩害にも注意して家づくりをしなければなりません。
海に近いエリアを選ぶなら、屋外にサビやすい金属製の素材は採用しないなどの対策を行いましょう。
■まとめ
選ぶ土地によって、建てる建物は大きく変わるため、住んだ後の暮らし方にも影響します。
そのくらい土地選びはマイホームづくりにおいて、重要な項目です。
広さ・立地・周辺環境などさまざまな項目を考えながら、自分にとって最適な土地を見つけてくださいね。
▷おすすめコラム
・優先順位を決めるのが良い土地選びのコツ|理想のマイホームづくりのために
・注文住宅の土地探しQ&A集|良い家が建つ土地探しのポイント
ホームスタイリングでは、土地探しからのサポートや資金計画など、住まいづくりのことならなんでもご相談いただけます。
ちょっとした疑問やご質問もお気軽にお声かけください。
さまざまな土地に対する建築実例も紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
神奈川県でかっこいい家を建てるなら、完全フリープランのホームスタイリングにぜひご相談ください。
豊富な施工実績で培ったノウハウと社内コンペ体制で、お客様にピッタリなマイホームプランをご提案いたします。