横浜で工務店を選ぶ際のステップとポイント
横浜市は日本屈指の観光スポットでありながら、東京のベッドタウンとしての側面も持つ街です。魅力がたくさんある横浜市で注文住宅を建てる際に知っておきたい、工務店を選ぶ際のステップとポイントをご紹介します。
◼ 横浜市について
横浜市が魅力ある街だという認識は根強いかと思いますが、実際に住むとなると具体的に横浜市のことを知っておきたいものです。そこで横浜市の概要や住環境、家を建てる際の補助金についてご紹介します。
・概要
横浜市の人口は約375万人、世帯数は約170万人。神奈川県の人口が約918万人であることを考えると、神奈川県のうち約4割の人が横浜市に住んでいることになります。
・住環境
横浜市は横浜中華街やみなとみらいエリア、横浜ベイブリッジ、山手西洋館など、海沿いを中心に魅力的な観光スポットがたくさんあります。観光地としての側面もありながら、都心までのアクセスが良いため東京のベッドタウンとしても人気のエリアです。
・補助金
横浜市では、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）を普及促進させるために補助制度が整備されています。横浜市内でZEH住宅を建てる場合に、対象となる設備機器費用のうち、半額（上限を50万円）を負担するのがその内容です。また神奈川県では国のZEH補助金と併用できる補助金も受け付けているため、ZEH住宅の建築を検討している人はぜひチェックしてみてください。
◼ 注文住宅を依頼できる業者
注文住宅を建てる際、どのような家を建てたいかといったことも考える必要がありますが、どのような業者に依頼するかも決めなければなりません。注文住宅を依頼できる業者は大きく分けてハウスメーカーと設計事務所、工務店の3つです。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、自分に合ったタイプの業者を選ぶようにしましょう。
・ハウスメーカー
ハウスメーカーは大手企業であることから、知名度の高さ安心感が特徴です。CMや広告で目にすることが多く、住宅展示場の近くを通ったことがあることもあるかもしれません。ハウスメーカーの注文住宅は基本的なプランが規格化されているため、規格外の要望が叶わなかったり費用が高くなったりすることもあります。こだわりを詰め込んだ家にするのは難しいかもしれませんが、設備や間取りなどがもともと決まっている家ではなくある程度は決めたいと思っている人にはおすすめです。住宅展示場が全国にあるため実際に見て選ぶことができる点はメリットですが、その分広告宣伝費用が家の価格に反映されているということも頭に入れておく必要があります。
・設計事務所
設計事務所は文字通り設計に特化しているため、間取りや外観、内装などの設計を一から行うことができます。ハウスメーカーのような規格化された注文住宅ではなく、オリジナリティのある家を建てたいという思いがある人におすすめ。設計事務所に依頼する場合、施工を別の会社が行うことになるため、設計事務所が第三者の目線から施工監理をしてもらえます。またこだわりのあるデザインを叶えるためには、費用や工期がかかってしまうことに注意が必要です。
・工務店
工務店はハウスメーカーと比べると会社の規模が小さいことが多く、地域密着型で設計や施工を行っていることが特徴です。外部の建築士に設計を依頼して施工のみを行う工務店もあれば、設計から施工まで一貫して行っている工務店もあります。ハウスメーカーとは異なり設計の自由度が高く、要望やこだわりに合わせた家づくりに対応してくれるのが工務店の強み。また広告宣伝費が上乗せされない分、費用を抑えることができるのも工務店のメリット。狭小地や変形地でも家を建てられるなどの柔軟な対応が魅力ではありますが、大手のハウスメーカーと比べると工期が長い傾向にあります。
◼ 工務店を選ぶ際のステップ
注文住宅を依頼する工務店を決める際、どのようなステップで進めていくと良いのでしょうか。家を建てるという経験はそう何度もするものではないため不安に感じられることもあるかもしれませんが、まずは知識を身に付けることが大切です。
・資料請求やサイトのチェック
注文住宅を建てたいと思ったら、まず初めにやるべきことは資料請求やサイトのチェックです。気になる工務店を調べて資料を請求したり、サイトをチェックしたりすることで工務店ごとの特徴を掴むことができます。
・相場の確認
注文住宅は要望やこだわりの実現も重要ですが、費用面も忘れてはなりません。エリアごとの相場を確認しておくことで、工務店での相談や打ち合わせをスムーズに進めることができます。
・気になるポイントを確認
資料請求やサイトのチェックを行って、気になる点があった場合は問い合わせをして確認するようにしましょう。例えば、家づくりの流れや工事進捗の報告、社内の品質管理についてなど。施主様の利益が守られるような体制になっているかどうかを確認することが大切です。
・個別相談やモデルルーム見学
資料請求やサイトのチェックで気になった工務店、問い合わせへの対応で信頼できそうだと感じた工務店があれば、個別相談を行うステップへと移りましょう。面談では要望や予算を伝えた上で具体的な相談をすることができるだけではなく、モデルルームを訪れて実際の家の様子を体感することも可能です。
・数社を比較して決定
資料請求から個別相談までのステップを踏んだら、数社を比較して信頼できる業者を決定します。デザイン面や機能面、費用面、モデルルームでの印象、担当者との相性などさまざまな項目を確認した上で家族と話し合って工務店を選ぶようにしましょう。
◼ 工務店選びのポイント
注文住宅は、工務店と綿密な打ち合わせをしながら二人三脚で建てていきます。家づくりにおいて重要なポイントとなる工務店選び、どのような点に注意すると良いのでしょうか。
・安心感
ハウスメーカーの場合は大手であることから安心感がありますが、工務店はさまざまなメリットがありながらも規模の小ささから安心感に欠けると感じられる人もいるかもしれません。規模が小さくても信頼できる工務店はもちろんありますが、長年住むであろう家を建てる際には安心感のある工務店を選びたいですよね。工務店を選ぶ際には、創業年数や年間施工数、経営状況を確認するようにしましょう。家を建てたあとで万が一倒産してしまうと、家の完成やアフターメンテナンスに影響が出てくることもあるためです。
・こだわりや強み
工務店ごとに家づくりに対するこだわりや得意分野が異なります。例えば「最新設備の整備」「スタイリッシュなデザイン」「自然素材を使った家」など。資料請求やサイトチェックの段階で、工務店のこだわりや強みをしっかり確認するようにしましょう。自分たちがどのような家を建てたいか、どのような暮らしをしたいか、希望を練った上で理想に近い家を建てられるような工務店を選ぶことが大切です。
・コミュニケーション
工務店選びでは、実績や技術力、費用などさまざまな要素を鑑みる必要がありますが、コミュニケーションを取りやすいかどうかも大切なポイントです。施主様は家づくりにおいて素人であるため、専門用語ばかりを使って話したり、知識がある前提で話したりといった担当者ではうまくコミュニケーションを取ることができませんよね。施主様の意見にしっかり耳を傾け、言葉だけではなく言葉の裏にある細かい要望まで引き出してくれるような信頼できる工務店を選ぶようにしましょう。
・実績や技術
安心感という項目とも重なりますが、これまでの実績や技術も工務店選びの重要なポイントです。腕の良い職人さんが揃っていると、安心して家づくりを任せることができますよね。これまでの施工実績を確認したり、実際に引き渡しを終えた人の話を聞いたりすることで技術力を知ることができます。完成時には気付かなかったことでも、住み続けていくうちに問題が起こってしあうこともあるため、実績や技術のある工務店を選ぶようにしましょう。
・職人さんの雇用形態
雇用形態がしっかりしている工務店には、腕の良い職人さんが揃っていることが多い特徴があります。工務店の中には工事の度に職人さんを探してその都度雇っているというところもありますが、そのときに空いている職人さんの技術が確かかどうかが分かりにくいですよね。職人さんを常に雇っているような雇用形態の工務店では技術力にこだわっている場合が多いため、安心感にもつながります。
◼ まとめ
注文住宅を建てる際には、ハウスメーカーか設計事務所、工務店のどれかから業者を選ぶことになります。ハウスメーカーは安心感がある一方で費用が高い傾向があり、設計事務所はデザインに特化している分設計料がかかり、工務店は規模は小さいですが地域密着型で費用を抑えやすいという特徴があります。家づくりに対するこだわりや費用などを考慮した上で業者を選ぶ必要があります。資料請求やサイトのチェックで業者についての知識を身に付け、個別相談やモデルルームの見学をしてから信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
横浜市は日本屈指の観光地でありながら、東京のベッドタウンとしても人気のエリアです。ホームスタイリングでは、お客様のご要望をお伺いした上で、コンペ方式でプランをご提案しております。LDKに家族が集まるような家づくり、光と風の設計、開放感とゆとりのある空間づくりがコンセプト。より良いプランをご提案し、お客様のご要望に応えるだけではなく検討の幅を広げられるような意識で設計を行っています。横浜市で注文住宅を建てる際には、ぜひホームスタイリングにご相談ください。
