家づくりのはじめ方と横浜での暮らし
マイホームを検討し始めると、まずは家づくりをどのように進めていくのかが気になりますよね。いきなりハウスメーカーや設計事務所、工務店などに問い合わせるのではなく、自分なりに知識を身に付けておくことでその後の打ち合わせをスムーズに行うことができます。そこで家づくりのはじめ方と横浜での暮らしについてご紹介します。
◼ 家づくりのはじめ方
「マイホームがほしい」と漠然と思っている人の中には、家づくりをどのように始めたら良いか分からないという人もいるのではないでしょうか。一生に一度の大きな買い物なので、実際に住み始めてから後悔するような家にだけはしたくないですよね。そのためにもまずは家づくりの全体的な流れを頭に入れておきましょう。
・情報収集
マイホームを検討し始めると、工務店選びやモデルルーム見学、土地探しといった行動を選択しがち。しかし家づくりを成功させるためには、まず情報収集を行うことが大切です。家づくりについて情報を集めていると、どのような家に住みたいか、どのような場所に住みたいか、どのような暮らしをしたいかといった理想を明確にすることができます。情報収集の方法としては、インターネットや情報誌、広告などがありますので、手軽なものから始めてみてください。
・家族でイメージの共有
それぞれが理想の家や暮らしについて情報を集めたあとは、家族でイメージを共有します。家族の立場やライフスタイルによって、どうしても譲れない条件や妥協できる条件が異なるはず。集めた情報を共有することで、家族みんなが過ごしやすい家に近付けることができます。このとき家のデザインやテイストだけではなく、「のびのび子育てをしたい」「利便性が良く通勤しやすいエリアに住みたい」など生活スタイルについても検討するようにしましょう。理想の家が明確になってきたら、予算も考慮した上で条件に優先順位を付けていくと良いでしょう。
・イベントやセミナー
家についての情報を収集し、家族で要望や理想の家のイメージが固まってきたら、ようやく実際に住宅関連のイベントやセミナー、相談会に行くステップに入ります。情報収集の前に相談に行くことが悪いわけではありませんが、ある程度の知識を身に付けていることと理想の家のイメージが固まっていることでより有意義な時間にすることができます。
イベントやセミナー、相談会では、家づくりの具体的な流れや土地の探し方、外観や内装などについて、専門家が相談に乗ってくれます。より理解を深めるためにも、気になることは何でも質問するようにしましょう。資金計画や今後の人生設計についての勉強会を行っている業者もあるため、気になる人は活用してみると良いでしょう。このとき一つの業者だけに行くのではなく、複数の業者で話を聞くことでそれぞれの特徴を掴むことができます。
・設計事務所選び
家づくりにおいて、設計事務所や施工会社はパートナーです。情報収集していると、家を建てる際に依頼する業者にはさまざまな種類があることが分かるはず。ハウスメーカーや設計事務所、工務店、建設会社などそれぞれの違いを知った上で、信頼できそうな業者を選ぶようにしましょう。初回相談費用は無料の場合が多いため、複数の会社に相談してみてから決めることをおすすめします。
・土地探し
家を建てるにあたって土地選びも重要なポイントとなります。まずは勤務地への通いやすさや子供の学区、実家との距離といった条件から希望するエリアを絞ります。エリアが決まったら、土地の価格や広さ、形状、駅からの距離などの細かい条件に優先順位をつけます。土地を探す際には不動産仲介業者に依頼することが多いですが、ホームスタイリング不動産部に相談すると探してもらえるので、相談してみると良いでしょう。
・設計プランと見積もり
複数の会社に相談して、良いと思った設計事務所と契約する前に、設計プランや見積もりを出してもらいます。このときの設計プランや図面は必ずしもそのままの家が完成するというわけではないため、だいたいの希望が叶いそうかどうかざっくり確認しましょう。見積もりは、家づくりに使われる材料費やデザイン費用、人件費など、項目ごとにチェックした上で、問題がなければ契約へと進みます。
・契約
設計プランや見積もりに問題がなく、内容に納得できたらいよいよ契約です。契約書に記載されている文章には専門的な用語がたくさん使われていますが、内容を理解した上で契約する必要があります。見落としや理解不足によって解約すると、違約金が発生する可能性があるためです。
・住宅ローンの申し込み
家を建てる際、一括で支払える余裕がある人以外は住宅ローンを申し込むことがほとんど。住宅ローンを申し込む際は、借り入れの条件や金利、月々の返済額など気になるポイントがたくさんありますよね。せっかく理想の家を建てたとしても、その後の生活が苦しくなってしまうような組み方をしては元も子もありません。家を建てたあとの暮らしまで含めて、家づくりを成功させられるように住宅ローンを組むようにしましょう。
・工事の着工
家を建てるための打ち合わせを重ねて、全ての項目が決定するといよいよ工事の着工となります。着工してから完成までには、一般的に4~5ヶ月程度かかるといわれています。いつまでに入居したいという希望がある場合、逆算して間に合う時期までに打ち合わせを終わらせて着工する必要があります。また工事中は騒音が発生するため、近所の方には必ず挨拶をしておくようにしましょう。完成までに地鎮祭や上棟式といった行事を行う場合は、計画や準備を行うことも忘れてはなりません。
・完成後引き渡し
家が完成するといよいよ引き渡しとなりますが、その前に不具合がないかどうかの確認、設備の説明などを行います。引き渡し後に不具合が見つかった場合は対応してもらえないこともあるため、注意が必要です。
・アフターサービス
家の完成は喜ばしいことですが、引き渡しがゴールではありません。マイホームで快適に生活をしていくためには、定期的な点検や手入れが必要です。引き渡し後、6ヶ月、1年、2年などのスパンでの点検を行ってくれる業者もいます。業者選びの際には、アフターサービスが充実しているかどうかも確認するようにしましょう。
◼ 家づくりに必要な期間
家づくりには時間がかかるイメージがある人も多いと思いますが、具体的にはどのくらいの期間が必要なのでしょうか。入居時期に希望がある場合は、目安を知った上で逆算して準備を始めるようにしましょう。
家づくりの最初のステップである情報収集から引き渡しまでの平均は8~15ヶ月程度といわれています。条件が揃って半年程度で完成する場合もあれば2年以上かかるという場合もあります。こだわりのある注文住宅やデザイン住宅を建てようと思っている場合は、その分期間も長くかかってしまうことがあります。目安としては1年前後となりますが、入居時期に希望がある場合は間に合わなくなってしまうことのないよう早めに行動することをおすすめします。
◼ 横浜での家づくり
横浜は中華街やみなとみらいエリア、ベイブリッジ、山手西洋館など、海沿いを中心に魅力的な観光スポットがたくさんあります。観光地としての側面もありながら、都心までのアクセスが良いため東京のベッドタウンとしても人気のエリアです。そんな横浜で家を建てる際の人気エリアや相場などについてご紹介します。
・エリアごとの特徴
観光地としての横浜としては、中区や西区を想像する人が多いかもしれません。観光客が多く交通網が発達しているためにぎわいのあるエリアですが子供の遊び場が充実していることから子育て世帯にも人気のエリアとなっています。港南区や戸塚区・保土ヶ谷区は商業施設が充実している一方で自然が残っていることが人気の理由です。泉区や旭区・瀬谷区は戸塚区や保土ヶ谷区と近いというメリットがありながら地価が安いのがメリット。横浜市は坂が多い街ですが、泉区や旭区・瀬谷区は坂道が少ないため、通勤や通学を楽に行うことができます。鶴見区はお祭りの多いエリア、神奈川区は交通の便の良さ、港北区は利便性や環境の良さ、緑区は自然豊かなエリア、といった特徴があります。
・相場
西区や中区では坪単価240万円と高めの相場となっています。商業地域が広いことから住むことができるエリアが限られていることもその要因の一つ。港南区・戸塚区・保土ヶ谷区では戸建て住宅が5000万台~というのが相場となっています。泉区・旭区・瀬谷区は駅まで徒歩10分圏内であっても4000万円台~購入可能。横浜の相場と一言でいっても、エリアや区によって大きく異なるため、希望するエリアと予算のバランスを考えて土地を選ぶようにしましょう。
◼ まとめ
マイホームを検討する際、どこから手を付けたら良いか分からないといった人も多いはず。そこで今回は家づくりの流れについてご紹介しました。いきなりモデルルームの見学や相談に出向くのではなく、まずは情報を集めて家族で共有することをおすすめします。また家づくりの期間は1年が目安であるため、入居時期に希望がある場合は逆算して早めに動き出すようにしましょう。
ホームスタイリングは横浜と湘南で注文住宅の設計を行っている会社です。横浜市は観光地としてだけではなく都心へのアクセスの良さからベッドタウンとしても人気のエリア。区ごとに特徴や相場が異なるため、希望する条件と予算のバランスを考えて土地を探すようにしましょう。ホームスタイリングではお客様のご要望をお聞きした上で、コンペ形式でプランをご提案させていただいております。ご要望にお応えできるよう努めておりますので、横浜と湘南で注文住宅をご検討の際はお気軽にご相談ください。