湘南でサーファーズハウスを建てるなら
趣味や仕事でサーフィンをしている人の多くは、「サーファーズハウス」という言葉を聞いたことがあることでしょう。サーファーに人気の町、湘南でサーファーズハウスを建てたいと思っている人も多いかもしれません。そこでサーフィンと湘南のつながり、サーファーズハウスの特徴やメリット・デメリット、選ばれる理由についてご紹介します。
◼ サーファーは湘南に集まる？
趣味と仕事にどれだけ注力するかという割合は人それぞれ異なりますが、サーフィンをする人にとって近くに海があることは他の趣味よりも重要視されている印象があります。そのためいい波がくるといわれる湘南は、サーファーが集まる町でもあります。
・湘南というエリア
湘南は明確にここからここまでという線引きがあるわけではありませんが、日本のどこに住んでいても誰もが聞いたことのあるエリア名ではないでしょうか。一般的には藤沢市や茅ヶ崎市を中心として、鎌倉市や逗子市、葉山町、平塚市、大磯町などを指すと捉える人もいます。毎年夏には多くの海水浴客が訪れる観光スポットでありながら、マリンスポーツが盛んなことからサーファーが移住する町としても人気です。
湘南の中でも藤沢市は2018年には人口が43万人を超え、駅前の再開発が進むなどサーフィン以外にも魅力がある町になりつつあります。湘南では車が主な交通手段であり、移動手段だけではなくアウトドアやスポーツ用品を乗せられることもその理由の一つです。サーフィンの人気スポットである辻堂海浜公園の駐車場には800台まで車が停められるため、駐車スペースに困ることもありません。また辻堂海浜公園ではプール遊びや芝生の広場などもあるため家族連れで楽しめるエリアでもあります。
・サーファーが集まるわけ
海にすぐ行けるところに住んでいると、毎日波の状態をチェックして海に入りたいと思ったときに入ることができます。自然に囲まれた環境で過ごすこと、子供が豊かに育ってくれることがこの上ない幸せだと感じるサーファーも多いはず。都内で働いていて週末だけサーフィンをしに湘南に通っていたという人でも、湘南に移住することで週末だけではなく毎日仕事前に海に入ることもできるようになります。更に家族との時間も増やすことができるのですから一石二鳥。このように湘南にサーファーが集まることには理由があるのです。
◼ サーファーズハウスの特徴
サーファーのための家のことを総称してサーファーズハウスといいますが、明確な定義があるわけではありません。一言でサーファーといっても、人それぞれサーフィンとの向き合い方やサーフィン以外の時間の過ごし方は異なります。とはいえ海を愛するサーファーが落ち着く空間には共通点があるはずです。サーファーズハウスの特徴はどのようなところにあるのでしょうか。
・外観
サーファーズハウスの外観における特徴は、広いテラスやウッドデッキと大きな屋根が付いていること。家の屋根をテラスまで延ばしたデザインのことをカバードポーチといいます。テラスでは読書やバーベキューといった使い方はもちろん、サーフボードのお手入れなどサーファーズハウスならではの使い方をすることができます。カリフォルニアスタイルのサーファーズハウスでは、白い壁と広い庭の芝生のコントラストも特徴の一つです。庭にヤシの木などの植物を植えることで、南国感をアップさせることができます。
・内装
サーファーズハウスといえば、なんといってもサーフボード。ガレージや収納スペースに片付けるのも良いですが、せっかくだったらインテリアとして飾りたいという人も多いことでしょう。ウッドデッキの柵に立て掛けたり、家の中にラックを設置したり、リビングに無造作に立て掛けたり、お気に入りの場所を見つけてみてください。家の中にラックを設置する場合は、家の間取りを考える段階から想定しておく必要があります。
ハンモックは、キャンプや別荘地など非日常的な空間で楽しむものというイメージがある人もいるかもしれません。しかし最近では家の中でハンモックを楽しむ人も増えています。海に近いサーファーズハウスにあるハンモックに揺られていると、波の音を楽しみながら海辺にいるような感覚になることでしょう。家にハンモックがあると、サーフィンから帰ってきたとき、コーヒーをゆっくり飲むとき、休日の午前中などにまったりリラックスできそうです。またサーファーズハウスでは流木や貝殻をインテリアとして飾ることもあります。木を使ったフレームに写真を入れたり、サーフテイストの小物をちりばめたりすることで雰囲気がぐっと上がります。
・間取り
サーファーズハウスは広々とした空間があるのも特徴です。サーフィンに必要なものを置く場所が必要であることはもちろん、ゆとりのある生活を送るためにも空間に余裕が必要ですよね。間取りとしては、リビングの吹き抜けや高さのある天井が特徴。吹き抜けを採用したり仕切りを少なくしたりすることで空間を広々と使うことができます。家族みんなで過ごす時間を楽しむなどゆったりとした暮らしを送ることができます。
外観の特徴でもご紹介したカバードポーチは、リビングとテラスをつなぐ部分でもあります。つなぎ目をフラットにすることで、外の空気や光を取り入れた明るい空間にすることができます。また広い庭ではサーフボードのお手入れをしたり子供が遊んだりできます。
◼ メリットとデメリット
海の近くで生活することが想定されているサーファーズハウスですが、メリットとデメリットも頭に入れておきましょう。理想を思い描いて建てた家が、実際に住み始めると使い勝手が良くなかったり機能性が悪かったりしては困りますよね。
・メリット
サーファーズハウスには、海に行きやすい動線になっていたり外でシャワーを浴びてから家の中に入れるようなつくりになっていたりすることがあります。普通の家であれば濡れたままや砂がついたままの状態で家の中のお風呂場まで入らなければなりませんが、外にシャワーが設置されていれば、濡れたり汚れたりする心配がありません。お風呂場の排水口に砂が詰まってしまうような心配もありませんよね。またサーフボードの収納場所に困ることもあるかもしれませんが、サーファーズハウスであればインテリアとして楽しむことができます。これらはサーフィンを日常的に行っている人にとっては大きなメリットだといえます。
・デメリット
サーファーズハウスでは海に行きやすい動線を意識するあまり、外から家の中が見やすくなってしまうことも。リビングからウッドデッキがつながっている場合、外からリビングが見えてしまうことがあります。プライバシーを守りたい人は対策を考える必要があります。また開放感のある家にするために窓を大きくしすぎると、夏は暑く冬は寒くなってしまうこともあります。断熱性能の高い窓を取り入れるなど家の中の温度を調整できるように対策を考えておきましょう。
◼ サーファーズハウスが選ばれる理由
サーファーズハウスの特徴やメリット・デメリットが分かりましたが、サーフボードが収納できて外でシャワーを浴びることができたらその他の部分は普通の家でも良いのでは？と思う人もいるかもしれません。外観や内装などにおいてもサーファーズハウスが選ばれる理由とはどこにあるのでしょうか。
・デザイン
白い外壁や大きな屋根、テラス、広い芝生の庭などがサーファーズハウスの外観の特徴です。外から見ただけでアメリカ風のサーファーズハウスであることが一目瞭然です。サーフィンをする人、サーファーズハウスに住みたいと思う人にとってそのデザイン性は大きな魅力だといえます。
・開放感
デザイン性以外の魅力としてあげられるのが開放感。吹き抜けがあったり天井が高かったりする家が多いため、実際の広さよりも家の中が広く感じられます。またテラスに面するリビングの窓を大きく取ることで、外の空気や光を取り込むことができます。自然をより近くに感じられることから人気の空間演出となっています。
・ライフスタイル
サーフィンをする人は毎日でも海に入りたいと思う人がたくさんいます。毎日朝早く起きて仕事前に海に入ったり、フリーランスで働きながら好きなときに海に入ったり、サーフィンを中心とする生活を送る人も。週末だけサーフィンをしに湘南に来るという生活よりも、毎日少しずつ海に入れることで家族との時間を大切にできるようになったというケースもあります。それぞれのライフスタイルに合わせてサーフィンや家族との時間を過ごせるのがサーファーズハウスの魅力の一つです。
◼ まとめ
サーフィンをする人にとって、サーファーズハウスを建てることに憧れを抱いている人もいるかもしれません。日本は島国なので海沿いの町はたくさんありますが、中でも湘南はサーファーに人気の町です。海の近くに住みながら、サーフィンを中心とする生活に寄り添える家としてサーファーズハウスをご紹介しました。白の外壁に大きな屋根、開放感のある空間、広い芝生の庭などの特徴があるサーファーズハウスでは、デザイン面だけではなく機能面でも充実しています。家からすぐに海に行けるような動線になっていたり、家の外にシャワーが設置されていたりと工夫はさまざまです。
湘南はサーファーにぴったりの町なので、サーファーズハウスがたくさん建てられています。ホームスタイリングでは湘南サーファーズハウスを建築した事例を生かして、お客様のご要望に合わせたサーファーズハウスを設計致します。湘南でサーファーズハウスをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
