おしゃれな白い外観の家を紹介|設計のコツや注意点を紹介
真っ白でおしゃれな外観の建物に憧れる方も多いですよね。
爽やかで洗練された雰囲気に仕上がる白の建物は、おしゃれな湘南や横浜の街にもぴったりです。
しかし、ただ白い外壁を選んだだけでは、デザイン性の高い家にはなりません。
今回は白い外観の事例を元に、設計のコツや注意点を紹介しますので外観作りの参考にしてみてくださいね。
◼ 白い外観はたくさんの魅力がある!
白い外観の建物の魅力をチェックしていきましょう。
・明るい印象を与えることができる
白色の建物は明るい印象を与えることができます。
最近は黒などのダークカラーの外観も人気がありますが、重厚感のある暗い印象を与えがちです。
そのため、明るい雰囲気には仕上がりません。
白の外観は、清潔感のあるさわやかなイメージの家に仕上げることができるでしょう。
・さまざまなテイストや色と相性が良い
白の外観はどのようなテイストや色とも相性が良いです。
モダン・アメリカン・ナチュラルなど、どんなテイストを選んでも、白の外観はかっこよく仕上がります。
また、黒やグレー、木目などのベーシックカラーはもちろん、青や赤などの色を引き立ててくれる色でもあります。
玄関ドアや外構の一部に、アクセントカラーを取り入れることもおすすめです。
白をベースとした建物なら、外壁の3色使いも比較的取り入れやすいので、挑戦してみても良いでしょう。
・シンプルなカラーなので飽きにくい
白は究極にシンプルなカラーで飽きにくいです。
マイホームは長い年数を過ごすので、ずっと愛せる外観にできたら理想的ですよね。
白のベーシックな外観なら実現できるはずです。
また、白の外観は周りの雰囲気に馴染むような建物に仕上がります。
どんな時代の流行りにも流されない、素敵な外観を設計しましょう。
◼ おしゃれな白い外観の実例を紹介
おしゃれなデザインの白い外観の実例を紹介します。
・実例① 窓の少ないシンプルな家
四角い箱を2つ組み合わせたような形状のシンプルな建物です。
建物の端に黒い枠の大きなサッシを配置し、外観のアクセントにしました。
建物の正面から玄関が見えないようにしたり、石積みで基礎を隠したりした点も、デザイン性を高めるポイントです。
・実例② 生活感を隠した白の家
建物の正面を大きな壁で多い、プライベートな空間を作りました。
壁の一部を開けているため、日差しが入る開放感のある庭になっています。
何層にも白い箱が重なったような外観と、木目を縦張りにした外壁がこだわりの建物です。
・実例③ 横長の白い平屋
真っ白な外壁を使った平屋です。
横長でぼんやりしたイメージになりがちですが、黒のサッシや濃い茶色の玄関ドアを採用して引き締めています。
白の壁に緑の植栽が映える、ナチュラルモダンな外観が完成しました。
実例④ 爽やかな白のサーファーズハウス
大きな三角屋根が印象的なサーファーズハウスです。
外壁・玄関ドア・サッシ・カバードポーチなどを全て白で統一することで、爽やかな印象を与えます。
白と馴染みの良い薄いグレーを屋根に選んだ点もポイントです。
■ 白い外観をデザイン性高く仕上げるコツ
おしゃれな白い外観を作るために必要な設計のコツを紹介します。
・色がシンプルなので建物の形状にこだわる
白はシンプルな色なので、ありきたりな形状の建物はあまり見栄えしません。
外観のメインカラーを白にするときは、建物の形にこだわって設計しましょう。
上の画像は、2つの真っ白な壁がある、キューブ型の建物です。
軒を最小限にして真四角の壁に見えるように工夫しました。
また、北面の窓を最小限にして、生活感を感じさせないようにしています。
手前側の壁の一部をくり抜き、奥の窓を見せて抜け感を出した点もポイントです。
建てたいテイストによっては、建物の形はシンプルでも屋根形状をこだわることで、おしゃれに仕上がることもあります。
切妻・片流れ・寄棟など、さまざまな屋根形状があるのでテイストに合う形を選んでくださいね。
・サッシの色や形状を工夫してアクセントにする
真っ白な外観にはサッシがいいアクセントになります。
サッシを目立たせたいときには、黒や濃い茶色などの枠を選びましょう。
また、正方形や縦長などのデザイン性の高いサッシを選ぶと、オリジナリティある外観に仕上がりやすいです。
室内側からの使い勝手だけではなく、外観のことも考えて窓の位置・大きさ・形状を考えてみてくださいね。
・外構のテイストを合わせて統一感を出す
外観と外構のテイストを合わせることで、白の建物のかっこよさが引き立ちます。
上の画像は、外構の壁面を外壁と同じ素材で仕上げました。
色や素材を合わせることで、全体の統一感が出るのはもちろん、建物を大きく見せる効果もあります。
アクセント入れたいときは門柱などに色を取り入れると良いでしょう。
■ 後悔しない!白い外観を採用するときの注意点
白い外観を作るときの注意点を紹介します。
・汚れが目立ちやすいので対策をする
白は比較的汚れが目立ちやすい色です。
特に白の外壁は汚れが目立ちやすいため、次のような対策を行いましょう。
・セルフクリーニング機能のついた外壁を選ぶ
・汚れが気になる前に水で洗い流す
・定期的な診断・メンテナンスを受ける
・凹凸の少ない外壁を選べば溝に汚れが溜まりにくい
雨と一緒に汚れが流れ落ちるような、セルフクリーニング機能を持った外壁はたくさんあります。
対候性や防カビ性の機能を持った塗装などもあるため、気になる方は検討してみましょう。
定期的に外壁を掃除したり、メンテナンスを受けるたりすることも大切なポイントです。
ちなみに、サイディングを採用する場合、外壁自体よりもシーリング材の劣化や汚れが目立つケースが多いです。
高耐久のシーリング材を選んだり、シーリングレス工法のサイディングを採用することをおすすめします。
・太陽光に当たると明るく見えるため色選びは慎重に
白に限ったことではないですが、外壁は照明よりも太陽光の下で見た方が明るい色に見えます。
そのため、外壁を選ぶときは必ず屋外で色味をチェックしましょう。
明るすぎる白を選んでしまうと、眩しく感じたり周りの建物から浮いたりすることがあります。
また、白い外壁に光が反射して、隣の家の人が不快な思いをするかもしれません。
周りの人に迷惑を掛ける可能性もありますので、色選びは慎重に行うことが大切です。
上の画像のようなトーンの落ち着いた白を選ぶと、明るすぎない外観になります。
採用したいテイストよって、次のような色を選びましょう。
・ナチュラルや優しい雰囲気にしたいならベージュ系の白
・スタイリッシュやかっこいい雰囲気にしたいならグレー系の白
白の中にもさまざまなカラーがあるので、細かくチェックしてみてくださいね。
・白は膨張色なので間延びして見えることも
白は膨張色なので、建物を大きく見せる効果があります。
しかし、ぼんやりとした印象の間延びした外観に仕上がるケースも少なくありません。
間延びした外観に見せないために、外壁や軒天にアクセントカラーを採用する方法が効果的です。
外壁に白以外の色を混ぜることで、凹凸感が鮮明になります。
また、軒天に色を取り入れると縦方向の間延びした印象を軽減することが可能です。
色でメリハリをつけて、白が際立つような外観を設計しましょう。
ちなみに、大きなサッシを採用する方法もおすすめです。
サッシがあると壁量が少なくなるため、建物に表情がつきやすくなります。
ただし、窓の少ないシンプルモダンな白の家には適しません。
シンプルモダンにしたいなら小さな窓を効果的に配置して、目線が窓に集まるように工夫してみてください。
◼ まとめ
デザイン性の高い白の外観を建てることで、毎日帰るのが楽しみになるマイホームになるでしょう。
また、流行りとは関係なく長い間愛せる建物になるはずです。
一概に白の外壁と言っても、グレー・ベージュなど白の種類はたくさんあります。
好みのテイストや周りの景観に合った色を選ぶことも大切なポイントです。
建物の形状や窓なども工夫しながら、オリジナリティある白の外観の家を設計してみてくださいね。
▷おすすめコラム
・かっこいい家の特徴|外観・内装・間取りの考え方【実例画像付き】
・おしゃれな外観デザイン実例12選|センスのいい注文住宅の作り方
神奈川県でかっこいい家を建てるなら、完全フリープランのホームスタイリングにぜひご相談ください。
豊富な施工実績で培ったノウハウと社内コンペ体制で、お客様にピッタリなマイホームプランをご提案いたします。
土地探しからのサポートや資金計画など、住まいづくりのことならなんでもご相談いただけます。
ちょっとした疑問やご質問もお気軽にお声かけください。