吹き抜けリビングの間取りの魅力|30~35坪で実現した吹き抜けのある間取り実例集

吹き抜けリビングの間取り実例

新築するなら、開放感抜群の「吹き抜けのある間取り」に憧れる、という方も多いのではないでしょうか。

特に、最近は「吹き抜けリビング」の人気が高まっています。吹き抜けリビングをリビング階段や勾配天井と組み合わせると、まるでリゾートホテルのような、高級感あるおしゃれなLDKになります。

今回は、ホームスタイリングでもこれまでに数多く施工している、吹き抜けリビングのある間取り実例をたくさんご紹介します。

延べ床面積30坪~35坪前後で、おしゃれで明るいリビングのある家を実現したい!という方は、ぜひ参考にしてくださいね♪

 


目次
■吹き抜けリビングの間取りのメリット
 ・リビング階段と組み合わせるメリットも
■吹き抜けリビングの間取りのデメリットと対策
 ・音やニオイが上階に広がりやすい
 ・暖房(エアコンなど)の計画が重要
 ・夏場の窓からの熱で室内が熱くなる
 ・照明の交換やお手入れが手間
 ・加湿器や空気清浄機は大型のタイプが必要な場合も
■【延べ床約30~35坪】吹き抜けリビングのある間取り実例
 ・吹き抜けリビングが開放感を演出するサーファーズハウス
 ・住宅街でもプライバシーを保ちながら明るいリビングを実現
■まとめ


 

吹き抜けリビングの間取りのメリット

初めに、吹き抜けリビングを間取りに取り入れるメリットや魅力をご紹介します。

リビングが明るく開放感のある空間になる

吹き抜けリビング

吹き抜けリビングの最大のメリットは、リビングを圧倒的に開放感のある空間にできることです。

吹き抜け上部の窓から、1階のリビングにたくさん光を取り込めるのもメリットです。

ハイサイドライト(高窓)

周辺に家が建ち並んでいる敷地や、北道路で北側にリビングを配置する場合、暗くなりがちなリビングへ吹き抜け上部のハイサイドライト(高窓)トップライト(天窓)から光を取り込む手法がとても効果的です。

 

リゾート感を演出できる

リゾート風の吹き抜けリビング

吹き抜けを取り入れると、リビングから2階までが一体化した大きな空間になり、まるでリゾートホテルのような開放感や高級感を感じさせます。

リゾート風やホテルライクなデザインなど、統一感のあるテーマでインテリアを選べば、家にいながらリゾート地にいるかのような気分を味わえます。日常の中に非日常のエッセンスを取り入れながら、心豊かに暮らせます。

 

家族の気配を感じやすくコミュニケーションしやすくなる

2階とつながる吹き抜けリビング

吹き抜けは、2階とつながっているので、1階と2階ですぐにコミュニケーションを取れるのもメリットです。

吹き抜けを間取りに取り入れることによって、日頃から家族が自然に顔を合わせやすく、コミュニケーションできる環境にしやすくなります。

また、吹き抜けリビングを採用された方は「1階のキッチンにいるときも、2階で遊んでいるお子さまの気配や声が分かるので安心」と感じられる方も多いようです。

 

リビング階段と組み合わせるメリットも

リビング階段と吹き抜け

吹き抜けリビングは、リビング階段と組み合わせることで、1階と2階が一体化したような大空間を作れます。

階段をオープン階段(スケルトン階段)にすれば、よりたくさんの光をリビングに取り込めます。

リビング階段は、リビングから直接2階に上がる階段の間取りで、廊下が少なくなって効率的に間取りを取れます。

また、階段の下のスペースもLDKの一部として、ワークスペースやテレビボードを置くスペースなどにすれば無駄なく使えます。

 

スキップフロア(中二階)の間取りが実現できる

スキップフロア(中二階)のワークスペース

スキップフロア(中二階)のワークスペース

吹き抜けのある間取りは、1階から2階へ上がる途中に踊り場を設けてスペースを作る「スキップフロア(中二階)」を取り入れやすくなります。

大きな吹き抜けリビングを作るとその分2階スペースが狭くなりますが、スキップフロアを入れることで居住スペースを増やせます。

スキップフロアは、1階と2階、どちらともほどよい距離感で、ワークスペースや書斎、お子様の遊び場、スタディコーナー、家事スペース、書架、収納など、家族のライフスタイルに合わせて自由に決められます。

 

室内干しスペースにも活用できる

吹き抜けのある家の間取りで最近増えているのが、吹き抜けの上部を室内干しスペースとして活用する方法です。

吹き抜けの上部は、エアコンなどで暖められた空気が上ってくる場所です。そのため、洗濯物を乾かすのに最適な環境になるのです。

吹き抜け上部には大きな窓があることも多いため、窓からの熱を利用すればさらに乾きやすくなります。

花粉やPM2.5のために年中室内干し派という方は、吹き抜けを利用した室内干しスペースがおすすめです。

 

吹き抜けリビングの間取りのデメリットと対策

このように、メリットがたくさんある吹き抜けリビングですが、新築で採用する際に注意したいポイントもあります。対策とともに解説しますので参考にしてください。

音やニオイが上階に広がりやすい

吹き抜けは1階と2階の空間がつながっているので、お互いのフロアからの音やニオイが広がりやすいというデメリットがあります。

特に、ワンフロアLDKの場合、キッチンのコンロからの煙や調理時のニオイが2階に広がって気になるケースもあります。

コンロ部分を壁付けにしてニオイを広がりにくくしたり、コンロ前に壁を設置して半個室のようにしたりするなどの工夫で影響を抑えられますよ。

 

暖房(エアコンなど)の計画が重要

よく「吹き抜けリビングは寒い」という話題をネット上で見かけますが、最近の高気密・高断熱仕様で適切な暖房計画の家であれば、寒さを感じることはありません。

シーリングファンで空気を循環させよう

シーリングファンで空気を循環させよう

また、吹き抜けリビングは、空間が大きな分、エアコンなどの暖房をしっかりと効かせるために天井にシーリングファンを設置したり、吹き抜け上部の窓ガラスやサッシを断熱性の高いものにしたりする対策が有効です。

 

夏場の窓からの熱で室内が熱くなる

吹き抜けは、リビングが配置される南側の上部に窓が設置されることも多いため、何も対策しなければ、夏場の窓からの光が強すぎて暑くなってしまいます。

吹き抜け上部の窓は、断熱性能の高い樹脂サッシや木製サッシを採用するのがおすすめです。

窓ガラスは、地域の気候の特徴や窓の方位によって、より日射を取り込む「取得型」と、日射を遮る「遮蔽型」を上手く使い分けることで、1年中窓の断熱性能を効果的に発揮させられます。

夏場の暑さ対策には、日差しの強い日に日射をコントロールできる外付けブラインドやシェード、すだれなどを活用しましょう。もちろん、室内側にカーテンやロールスクリーンを設置する方法も有効です。カーテンやブラインドは、上げ下げしやすい電動タイプがおすすめです。

 

照明の交換やお手入れが手間

高い位置の照明交換や窓、シーリングライト、梁などのお手入れの大変さは、吹き抜けの宿命とも言えるかもしれません。

吹き抜けの照明は、交換方法や頻度をしっかりチェックして選びましょう。

吹き抜けの窓に沿った渡り廊下

吹き抜けの窓に沿った渡り廊下

また、高所の窓や梁のお手入れ方法もあらかじめ考えておきましょう。吹き抜け上部の窓の近くに、点検と掃除用に通路を作るのもおすすめです。

 

加湿器や空気清浄機は大型のタイプが必要な場合も

乾燥が気になる人、普段から加湿器を使っている人は、吹き抜けリビングにした場合、通常よりもより広い空間用の加湿器や空気清浄機を用意したり、複数台設置したりする必要があるかもしれません。

吹き抜けの大きさによって最適なサイズや台数は変わってきますので、こだわりのある方は家電メーカーHPや電機店であらかじめチェックしておくことをおすすめします。

 

【延べ床約30~35坪】吹き抜けリビングのある間取り実例

・吹き抜けリビングが開放感を演出するサーファーズハウス

おしゃれな吹抜けのリビング

LDKの上部に大胆に吹き抜けを取った、西海岸スタイルのサーファーズハウスの建築実例をご紹介します。吹き抜け上部のハイサイドライトからの光がリビングからキッチンまで明るい光を届けます。

吹き抜けの2階ホール

2階ホールからは1階LDKの様子がすぐに分かります。子ども部屋には遊び心のある室内窓も設置。お部屋の中からでも1階に声が届きます。

サーファーズハウスの外観

外観はラップサイディングとカバードポーチ、ヤシの木が印象的な、爽やかなカリフォルニアテイストに仕上げています。

【間取り図】3LDK+ロフト

・1階床面積/72.45平方メートル(21.9坪)
・2階床面積/49.68平方メートル(15.0坪)
・延床面積/122.13平方メートル(36.9坪)

>>この施工事例をもっと見る【湘南 Vintage house】

・住宅街でもプライバシーを保ちながら明るいリビングを実現

天窓のある吹き抜けリビング

1階リビングが道路に面している住宅街で、ブラインドやカーテンを閉めずに過ごせる明るいリビングを実現しました。

壁で囲まれた中庭

吹き抜け+天窓に加え、壁で囲まれた中庭を使って、明るさとプライバシーを両立。ホームスタイリングの得意な、好立地を活かしきる、敷地に合わせた設計手法です。

道路からリビングが見えない設計

道路からは中庭の壁によってリビングの様子が見えないようになっています。シンプルモダンなキューブ型の形状と、白×木目のコントラストが印象的な外観です。

【間取り図】4LDK+ガレージ、中庭

・工法・構造/木造軸組
・敷地面積/147.43平方メートル(約44.67坪)
・延床面積/109.74平方メートル(約33.25坪)

>>この施工事例をもっと見る【TO-FU】

 

まとめ

今回は、リゾート感溢れるおしゃれな吹き抜けリビングの間取りをたくさんご紹介しました。

吹き抜けのある家は、高気密・高断熱仕様で建てることで、大きな空間を作っても快適な住環境を実現できます。

また、スキップフロアやロフトを取り入れることで、居住スペースを増やすこともできます。今回ご紹介した間取り実例を参考にしていただき、理想の家づくりに役立ててくださいね♪

今回ご紹介した以外にもたくさんの吹き抜けリビングの間取り事例がありますので、こちらもお時間のある時にどうぞ。

建築事例一覧

【建築事例一覧】

 

 

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