注文住宅の土地探しQ&A集|良い家が建つ土地探しのポイント
注文住宅を建てるための土地探しは取り組み方に悩む方が多く、最終的なクオリティや満足度にも直結する重要なポイント。
どこに頼むのか?どんな土地が良いのか?など考えるべきポイントが多く、土地探し段階で疲れてしまう方も少なくありません。
この記事は注文住宅土地探しのよくあるギモンを集め、一つずつ回答していきます。
後半では良い家を建てるための土地探しも解説しますので、マイホームづくりの参考にしてください。
目次
■注文住宅の土地探しQ&A
■良い家が建つ土地探しのポイント
■注文住宅の土地探しQ&A
さっそく、注文住宅の土地探しでギモンに挙がることが多い内容を一つずつ見ていきましょう。
Q1:どこに頼めばいい?
注文住宅用の土地探しを相談できる選択肢は主に不動産会社・施工店の2パターンでそれぞれ特徴があります。
パターン①:不動産会社
土地探しの専門家である不動産会社は、豊富な物件情報や土地選定のアドバイスが期待できます。一方で家づくりは専門外なため、希望の間取りや環境を実現できるのかは自分で判断しないといけません。不動産会社と施工店窓口が二つになるので、やり取りも若干大変です。
パターン②:施工店(ハウスメーカー・工務店・設計事務など)
実際に家を建てる施工店も、土地探しから頼めるケースは多いです。家づくり目線で土地をチェックしてもらえるため、希望の間取りやライフスタイルから逆算して土地を探せるのが大きな魅力。窓口が一つになるのもメリットです。
ただし土地探しに対する取り組み度は会社によって異なるため、物件数が少ないケースもあるようです。
上記のようにそれぞれメリット・デメリットはありますが、おすすめなのは不動産・施工部門を両方持つ会社に頼む方法です。
土地探しに強くワンストップで注文住宅まで頼める会社なら、それぞれの良いとこどりで楽にクオリティの高い家づくりができます。
まずは土地探しもできるハウスメーカーや工務店を探して話を聞いてみるのがおすすめです。
Q2:いつから探せばいい?
理想の土地に出会えるかどうかは運やタイミングの要素も大きいため、家を建てると決めたならできるだけ早く取り組むべきです。
思ったより早く土地が見つかったら、土地先行融資やつなぎローンなどを活用して先に抑えておくことも可能です。
良い物件に出会える確率を少しでも上げるため、早くから土地探しに取り組んでみてください。
Q3:どれくらいの期間がかかる?
土地探しにかかる期間は人によって違い、すぐ見つかることもあれば年単位の時間がかかることもあります。
転勤やお子さんの進学など引っ越し希望時期が決まっているなら、最初に逆算して土地探しにかける時間を区切るのが良いでしょう。
ゴールが決まっていないとつい目移りしてしまいますし、時間がかかりすぎて土地探しで疲れてしまうことも少なくありません。
逆に「気に入った土地が見つかったらでOK」という方は、無理のないペースでじっくり探すのがおすすめです。
Q4:買わない方が良い土地ってある?
災害リスクや建築制限など、他の物件より不利な条件が多い土地は基本的には避けたほうが良いでしょう。
- ・大きな擁壁がある(維持費が高い)
- ・いびつな形(間取りの制限がある)
- ・盛土されている(地すべりリスク)
- ・水はけが悪い(浸水リスク)
- ・ハザードマップで災害リスクが高い
- ・抵当権が残っている(土地を失うリスク)
- ・市街化調整区域(建築制限や利便性の悪さ)
上記は一般的に買わない方が良いと言われる土地の特徴例です。特に災害リスクの高い土地はその後の生活に大きく影響しますので、自治体のハザードマップは必ず確認しましょう。
ただしリスクを把握したうえで価格や条件を満たすのであれば、一つの選択肢として検討するのもアリです。
傾斜地や狭小地も自由設計なら対応できるケースが多いので、お気軽にご相談ください。
Q5:未公開物件ってあるの?
さまざまな理由で一般公開されない土地物件は存在しますが、未公開=おトクではない点に注意しましょう。
不動産会社やハウスメーカーにとって、土地を未公開にするメリットは基本的にありません。インターネットや店舗で広く情報公開したほうが売れる確率が上がるので当然ですよね。
売りに出したのをご近所に知られたくないといったケースもありますが、基本的には不動産会社の売り文句だと思った方が良いでしょう。
あまり未公開物件にこだわらず、信頼できる会社に相談してください。
■良い家が建つ土地探しのポイント
良い家を建てるためには、土台となる土地の環境が何より重要になります。取り組み方のポイントを解説します。
・理想の条件をリストアップする
具体的に土地探しを始める前に、マイホームに求める理想の条件をリストアップしましょう。
「通勤をラクにしたい」「見晴らしが良い場所に住みたい」など土地の条件だけでなく、「広いリビングを作りたい」といった間取りの条件も大切です。
最初に条件を書き出すことで家づくりのビジョンが明確になり、どんな土地を探せば良いのかわかりやすくなります。
予算との兼ね合いなどは後に検討するとして、まずは家族で夢や希望をどんどんリストアップしてみてください。
・建物とセットで考える
注文住宅のクオリティを上げるためには、建物と土地をセットで考えることが大変重要です。
土地単体で選んでしまうと、いざ建物のプランを考える段階で間取りの制限を受けてしまう可能性があります。
広い土地を選んだのに、建蔽率や容積率が小さいため希望の広さで建てられないケースも少なくありません。
建築制限のほかにも日当たりや水はけなど、建物や生活に影響するポイントはたくさんあります。
必ず建物と土地はセットで考えるようにしてください。
・何度か足を運んでみる
最終候補に残った土地は、なるべく時間や曜日、天気など条件を変えて何度か足を運んでみましょう。何度かチェックすることで希望の土地を見つけやすくなり、結果的に良い家づくりにつながります。
例えば時間を変えると日当たりや交通量の変化が分かり、暗い土地や住みにくい環境を回避しやすくなります。水はけや強風時の砂ぼこりなど、天候を変えてみないと分からないことも多いです。
時間と手間がかかる工程ですが、これから何十年暮らす場所ですから、妥協せずじっくりチェックしてみてください。
・選択肢を増やす
繰り返しになりますが良い土地との出会いは運の要素もありますので、選択肢を増やして分母を大きくすることも大切です。
例えば希望エリアを一駅広げるだけでも理想の土地が見つかるかもしれません。古家付きの土地も選択肢に入れて、建て直しするのも一つのバリエーションです。
良い土地が見つからないときは、少し条件を緩和して選択肢を増やすことも検討してみましょう。
・土地探しに強い会社に頼む
不動産会社・施工店どちらに頼む場合でも、土地に関するノウハウが豊富でプロ目線のアドバイスが期待できる会社を選びましょう。
土地探しはチェックすべきポイントが多く、担当者の知識やサポート力が結果を大きく左右します。
例えば電気・水道・ガスのライフライン引き込みが遠いと余計なコストが掛かりますが、このようなポイントはプロでないと見分けが難しいです。
建築制限や用途地域は一般の方でも調べる方法がありますが、やはりプロにアドバイスしてもらえると安心ですよね。
実際に話を聞いてみるときは、自分が知らない情報をたくさん教えてもらえるかどうか、という視点でチェックしてみてください。
■まとめ:良い土地を見つけて理想のマイホームづくり♪
良い注文住宅を建てるためには、家づくりに適した土地を見つけることがとても大切です。
ご家族みんなで理想のマイホーム像をしっかり話し合い、信頼できるプロに土地探しを相談しましょう。
湘南・横浜をはじめとする神奈川エリアでの土地探し・家づくりは、一級建築士事務所のホームスタイリングにご相談ください。
設計スタッフと不動産部スタッフが連携し、土地と建物のトータルコーディネートでお客様の家づくりをしっかりサポート。
土地探しから家づくりまでワンストップ体制で、素敵なマイホームをスムーズに建てることができます。
ご相談は無料ですから、土地のこと、資金計画のことなど、どんなこともお気軽にお声かけください。