快適な睡眠を守るための、落ち着く寝室の作り方

仕事や家事、育児で疲れた体を休めるための寝室。新築時に重視するポイントは人それぞれ異なりますが、寝室にこだわりたい方も多いかもしれません。

 

寝室は寝るためだけの部屋なのか、他の用途としても使うのか、家族に合った空間にしたいですよね。そこで快適な睡眠を守るための、落ち着く寝室の作り方をご紹介します。

 

◼ 快適な睡眠を守る「寝室」

「眺望を楽しむ家」

 

毎日仕事や家事、育児に追われて、ゆっくりできる時間は寝ている時間だけだという方も多いかもしれません。毎日の疲れを癒し、体を休めるためには快適な睡眠が必要ですよね。落ち着く寝室で快適な睡眠を取り、気持ち良く朝を迎えたいものです。

 

快適な睡眠を守るためには寝室作りが重要なポイントだといえます。寝室の使い方は家族によって異なるため、家族に合った「落ち着く寝室」の作り方を模索してみましょう。

 

◼ 落ち着く寝室の作り方

「湘南 Vintage house」

 

寝室は寝るためだけの部屋だという人、趣味を楽しむ部屋としても使う人、食事以外は寝室で過ごすという人など、寝室の使い方は人それぞれ、家族それぞれだといえます。使い方が異なるということは、落ち着く寝室の作り方も家族によって異なります。

 

落ち着く寝室の作り方のポイントをご紹介するので、家族に合った寝室作りの参考にしてみてください。

 

・寝室の広さ

「落ち着く」と感じる空間の広さは人それぞれ異なります。ある程度の広さがある方が落ち着くという人もいれば、必要最低限の狭い空間の方が落ち着くという人もいるはず。落ち着く寝室を作るためには、寝室で過ごす人にとって落ち着くと感じる広さの空間にすることが大切です。

 

ベッドさえ置ければ良いという方は、ベッドのサイズに合わせてひとまわりからふたまわりほど広い空間を確保すると良いでしょう。ベッド以外に家具や家電など置きたいものがある場合はもう少し広いスペースを確保する必要があります。寝室で趣味の時間を確保したい場合は、スペースにどのくらいの余裕を持つべきなのかも考えておきましょう。

 

・ベッドの配置

寝室の広さに対するベッドのサイズの割合も重要ですが、ベッドの配置もポイントとなります。ベッドの両側にスペースを空けたいのか、窓際に配置して片側だけ空ければ良いのか、ベッド下の収納がある場合はしっかり引き出せるかどうか、クローゼットの扉を開けるくらい十分なスペースはあるかどうか、など実際の使い勝手を事前に想像してみましょう。

 

・色味

「鎌倉山ガレージハウス」

 

寝室作りにおいては広さや配置も重要ですが、壁や床、インテリアの色味によっても落ち着くかどうかが変わってきます。オフホワイトやベージュ、グレーといった中間色、ネイビーやブラウンなどの落ち着いた色味で統一するのが一般的です。

 

赤やオレンジといったビビッドな色味は交感神経を活発にさせるため、安眠とは逆の効果をもたらしてしまいます。ビビッドな色味を取り入れたい場合は、ほんの少しアクセント程度に使ってみると良いでしょう。または寝室以外で取り入れてみてください。

 

中間色や落ち着いた色味だけではなくカラフルな色味を取り入れたい場合、青や緑がおすすめ。青や緑は鎮静効果やリラックス効果があること、アースカラーともいわれており中間色や落ち着いた色味との相性も良いことが理由。あまり彩度の高い色ではなく、パステル系やくすみカラーで取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

・日当たりや風通し

家族が長い時間過ごすリビングでは日当たりや風通しを重視する方も多いと思いますが、寝室においても重要なポイントの一つ。日当たりが良いと、朝になったら光が差し込むため気持ち良く起きることができます。朝日を浴びると体内時計がリセットされるといわれているので、夜の安眠にもつながります。

 

寝室が東側にある場合は予想外に早く目が覚めてしまう可能性もあるため、寝室の向きと窓の位置、光の差し込み方はシミュレーションが必要です。

 

また落ち着く寝室を作るためには風通しもポイント。一日に一度は窓を開けて空気の入れ替えをしたいので、他の部屋に風が抜けるような設計だとベストです。暑くて寝苦しい夏には、エアコンを付けるのではなく窓を開けて寝ると光熱費の削減にもつながります。

 

・収納

落ち着く寝室の作り方として、収納も重要です。なぜなら、収納スペースが足りないと、寝室にものが溢れてしまう可能性があるため。十分な収納スペースや収納家具を確保することは、落ち着く寝室作りのポイントとなります。

 

十分な収納を確保するためには、寝室に収納しておきたいものの量と種類を把握する必要があります。季節物の寝具だけ収納できれば良いという人もいれば、衣類は全部寝室に収納しておきたいという人、趣味のものを置いておきたい人などさまざまだと思います。

 

衣類を収納したい場合は、広めのクローゼットやウォークインクローゼットを作り、趣味のものを置いておきたい場合は専用の収納ボックスを用意したりと工夫するようにしましょう。

 

また寝室には最低限の収納で良いという場合、他のスペースに広い収納が必要になります。ファミリークローゼットや玄関クローゼットなど、他の収納スペースをじっくり検討してみてください。

 

◼ 落ち着く寝室の実例集

落ち着く寝室の作り方とそのポイントをまとめてきました。実際に寝室の実例をご紹介するので、参考にしてみてください。

 

・白×木目の寝室

白を基調とした中に木目が映える寝室です。木目の色味が淡すぎず濃すぎないのが特徴。壁と天井が白で床と梁が木目という組み合わせの落ち着く空間に仕上がりました。寝室全体の雰囲気に合わせて、寝具に白、ベッドフレームに木目を取り入れています。

 

日当たりが良く、部屋の角にはアクセントとなるグリーンを取り入れているなど温かみのある寝室となっています。

実際の施工事例はこちら

 

・天井と寝具でグレーを取り入れた寝室

壁や建具、ブラインドなど広い面積を占める部分は白でまとめ、床やベッドフレームにはナチュラルな色味の木目を使用。白とナチュラルな木目だとありがちな組み合わせかもしれませんが、天井と寝具でグレーを取り入れることで雰囲気が変わります。グレーは中間色なので、白や木目など他の色味とも馴染んでいます。

実際の施工事例はこちら

 

・オレンジのアクセントが効いた寝室

全体的に白を基調とした寝室の中に、オレンジのデスクがアクセントとなっています。寝具が濃いブラウンなのでオレンジとの相性も良く、悪目立ちすることなく統一感のある雰囲気に。

こちらの住宅では、寝室以外でもオレンジをアクセントカラーとして使っているので、家全体を通して統一感のある色使いとなっています。

実際の施工事例はこちら

 

・趣味の空間とつながった寝室

白を基調とした中に木目の建具や濃いブラウンの寝具を使用している寝室です。色味はもちろん、寝室からガレージが覗けるようになっているのが一番の特徴。

 

寝室で趣味を楽しみたい方もいるかもしれませんが、趣味の空間とつながった寝室も「落ち着く」空間だといえるのではないでしょうか。

実際の施工事例はこちら

 

◼  まとめ

「Cocoon」

 

寝室は体を休めて毎日の疲れを癒す空間。新築時には寝室にこだわりたいと思っている方も多いかもしれません。落ち着く寝室の作り方のポイントや実際の事例を参考に家づくりを進めてみてください。

 

ホームスタイリングでは、お客様のご要望をお伺いした上で、お客様にぴったりのプランをご提案させていただいております。横浜や湘南で注文住宅をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。