横浜市で子育て世帯が住むならどの区?

子育て世帯が住む場所を決める際、どのようなポイントが重要なのでしょうか。利便性や立地はもちろん、住環境や自治体ごとの制度、学区など、子育て世帯が気になるポイントはたくさんあるはず。

 

東京へのアクセスも良く、人気の高い横浜市において、子育て世帯が住むならどの区が良いのでしょうか。

 

◼ 子育て世帯が家族で住む街

子育て世帯が住む場所を決める際、人それぞれ気になるポイントは異なるはず。賃貸住宅であれば、住む環境に問題が見つかったら引っ越すという選択肢を取ることができますが、マイホームを建てるとなるとそう簡単に引っ越すことはできませんよね。そのため子育て世帯にとって、住む場所の選び方はとても重要になってきます。

 

横浜は観光地のイメージが強く、関東から日帰りで遊びに行ったり関東以外から旅行で行ったりしたことがある方も多いかもしれません。その一方で東京へのアクセスが良いことから、都心部で働く方の住宅街も広がっている街でもあります。

 

憧れの街や一度は住んでみたい街だという方も多いかもしれませんが、子育て世帯が横浜で住むならどの区が良いのでしょうか。区ごとの特徴や子育て世帯が知っておきたいポイントをご紹介します。

 

◼ 横浜で子育て世帯が住むならどの区?

家族が集うスキップフロア

横浜は、観光地としての側面だけではなく、海や山も近く住み心地の良い街でもあります。その上、子育て世帯を支援する取り組みをたくさん行っているため、子育て世帯にもぴったり。横浜は18の区に分かれておりそれぞれ特徴が異なるため、住む場所を選ぶ際には特徴を把握した上で検討するようにしましょう。

 

・青葉区

青葉区は文字通り自然豊かで子供が遊べる場所がたくさんあるのが特徴的な区です。子育て世帯にとって、自然豊かなエリアに住みたいと思っている方も多いのではないでしょうか。駅でいうと東急田園都市線・市営地下鉄ブルーラインあざみ野駅、東急田園都市線青葉台駅、市ヶ尾駅などがあります。横浜市の中でも大きな公園である「こどもの国」があるのも青葉区。

 

青葉区内の市立保育園では、子育て応援保育園というサービスを提供しており、登録するだけで園庭開放や育児相談などのサービスを受けることができます。

・旭区

旭区には、免許センターのある相鉄本線二俣川駅やよこはま動物園ズーラシアなどがあります。横浜市在住の方は、一度は行ったことがあるであろうズーラシア。子供と一緒に一日中楽しめるズーラシアが近くにあるのはありがたいですよね。

 

また地域の子育てサロンも充実しており、普段から子育てサロンを利用している方は短時間の一時預かりを利用することもできます。

 

・泉区

泉区には相鉄いずみ野線や市営地下鉄ブルーラインが通っており、住宅街が広がっていたり農業が盛んに行われていたりと落ち着いた暮らしをできるエリア。

 

泉区では、生後5ヶ月頃までの赤ちゃん親子を対象とした、「はじめてのお出かけ会」というイベントを開催しており、月齢の近い赤ちゃん親子と親交を深めることができます。

 

・磯子区

磯子区は根岸湾に面した海沿いの地域。海から離れたところには「はまぎんこども宇宙科学館」があり、宇宙や科学について学びながら遊べる施設もあります。

 

子育てサロンや子育ての相談をできる場所が多いため、不安なことがあると支援員に気軽に相談することができます。

 

・神奈川区

神奈川区は横浜駅近くや海沿いの近くから住宅街まで東西に長い区。住宅街は落ち着いた雰囲気、東急東横線沿線の商店街は賑やか、などエリアによって特徴が異なります。

 

初めての子育てでも安心してネットワークを作れるように、子育て支援拠点という施設があるため、子供同士の交流や相談をすることができます。

 

・港南区

港南区はJR根岸線港南台駅、市営地下鉄ブルーライン・京急本線上大岡駅など栄えた駅がいくつかあり、利便性が良い区。それでいて住宅街は落ち着いています。子育て応援ガイドブック「ひまわりまっぷ」は子育てをしているママたちが集めた情報がたくさん掲載されています。

 

・港北区

港北区は東海道新幹線新横浜駅があるので利便性が高く、人気の東急東横線も通っています。東京までのアクセスはもちろん、新幹線を使って帰省や旅行をよくする子育て世帯にとっては新幹線にすぐ乗れるのは嬉しいポイント。

 

港北区内には大きな公園や子育て支援施設が豊富にあり、子育てサークルの活動も充実しています。妊娠中や子育て中のママたちが立ち寄れる「どろっぷ」という施設では、登録していれば無料で子供を遊ばせることができます。

 

・栄区

栄区はJR根岸線本郷台駅を中心に街が広がっていますが、鎌倉に近いこともあり鎌倉とゆかりの深いエリアでもあります。緑あふれる地域であり、歴史的な名所や史跡もたくさん。栄区にはセーフコミュニティ児童虐待予防分科会という団体があり、地域全体で子育て世帯を見守る取り組みが行われています。

 

・瀬谷区

瀬谷区は横浜市の最西部に位置し、旭区や大和市と隣接しています。地形がなだらかなので自転車の利用率が高く、子供を乗せて自転車で移動しやすいエリアとなっています。区の北部は農業が盛んで、豊かな緑や水に恵まれてい流ため安心して暮らすことができます。

 

「ほっとスペース」という施設では、子供同士の交流や子育て相談をできる場所となっています。

 

・都筑区

都筑区は、開発が進んでおりショッピングモールがたくさんあるエリアと自然豊かなエリア、どちらもあるのが特徴。市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインのセンター南駅、センター北駅を中心に開発が進んでいて、遊歩道や広場など子供を連れて行きやすい環境が整っています。

 

都筑区内には、妊娠中の女性や子育て中の家族が利用できる「ポポラ」という施設があり、絵本やおもちゃで子供を遊ばせることができます。授乳はもちろん、子育ての相談をすることも。

 

・鶴見区

鶴見区は川崎市と隣接する区で、活気ある街と工業地帯とにエリアが分けられます。鶴見区では子育て応援ガイドブックを作成しているため、遊び場に関する情報がまとめられているだけではなく万が一の救急相談といった情報も掲載されています。

 

・戸塚区

戸塚区は、ターミナル駅の一つである戸塚駅や東戸塚駅を中心とする栄えたエリアはもちろん、住宅街としての側面も。戸塚区にある子育て支援施設では、スタッフが一緒に公園遊びをしてくれるというありがたいイベントが開催されています。

 

・中区

中区はJR根岸線・市営地下鉄ブルーライン桜木町駅から横浜中華街までの海沿いに広がる区。横浜の中でも繁華街といえるエリアですが、子育て情報をメールマガジンで配信するなど子育てに関する新しい情報を常に得ることができます。

 

・西区

西区は横浜駅や東急みなとみらい線みなとみらい駅などを中心とした「ザ・横浜」のエリア。横浜駅近くには繁華街が広がっていますが、みなとみらいエリアは洗練された雰囲気で子育て世帯もたくさん見かけます。子育て相談が充実していたり、区のホームページで子供との過ごし方を発信するなどの支援が行われています。

 

・保土ヶ谷区

保土ヶ谷区はJRや相鉄線の二線が通っていることや高速道路も通っていること利便性が良い区。広い公園もあり、地区センターやスポーツセンターでは親子で参加できるイベントがたくさん行われています。また妊娠中の女性やご主人を対象としたイベントも開催されています。

 

・緑区

緑区はJR横浜線が通っており、新横浜と町田市や相模原市の中間にあたります。緑区には「赤ちゃんの駅」という看板が設置された施設があり、そこでは授乳やおむつ替えはもちろん、ミルク用のお湯をもらうこともできます。

 

・南区

南区は市営地下鉄ブルーラインが通っており、広い公園やショッピングモールなどがあります。子育て相談窓口や子育て支援者に相談できる場所もあるため、不安なことがあったときに気軽に相談することができます。

 

◼  まとめ

横浜市で子育て世帯が住むならどの区が良いのか?ということをご紹介してきました。

横浜市は18の区に分かれており、それぞれ特徴が異なります。街としての特徴の違いや自治体による子育て支援制度を比較しながら、住む場所を選ぶ検討材料にしてみてください。

 

ホームスタイリングでは、横浜や湘南を中心に注文住宅の設計を行なっています。横浜や湘南の風土を理解した上で家づくりを行いますので、安心してお任せください。